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抜け毛予防に使える治療薬を解説!
薄毛やハゲになるのを防ぐためには、抜け毛が増える前にしっかり予防措置を取ることが大切です。
生活習慣の見直しをするのも抜け毛予防には役立ちますが、予防用に治療薬を使っていくことも効果的だと考えられますね。
しかし、抜け毛対策をこれから始める人にとっては、どんな治療薬を用いれば良いのか分かりづらいでしょう。
また、最近では薄毛に悩む女性も増えていますから、女性用の治療薬についても知りたいですね。
今回は、男性用と女性用、それぞれに抜け毛予防ができる治療薬についてご説明していきます。
抜け毛予防に使う治療薬は大きく2種類!
まず最初に、抜け毛予防の治療薬には大きく分けて2種類あることを知りましょう。
適切な治療薬を選ぶにも、基本的な使い方は先に学んでおきたいですね。
治療薬と呼ばれるものには、口から摂取する内服薬と、患部に直接塗る外用薬があります。
今回ご紹介する抜け毛予防の治療薬についても、内服薬と外用薬の2つに分けて説明していきます。
抜け毛予防に使う内服薬!
まず最初に、抜け毛予防や治療に用いられる内服薬に関する説明をしていきます。
以下の二種類の内服薬は、男性が使用する有名なAGA治療薬です。
抜け毛が気になりはじめた男性の中には、名称を目にしたことがある人もいるかもしれません。
女性でも使える治療薬については、後ほどご紹介させていただきますね。
プロペシア
プロペシアは、アメリカメルク社が開発したAGA治療薬です。
世界60カ国以上で使用されていることもあり、AGAの治療薬としてはかなり有名ですね。
AGAクリニックだけでなく一般的な皮膚科でも処方されることがある治療薬なので、ご存じの方も多いでしょう。
プロペシアの有効成分フィナステリドには、AGAの原因となる5α-リダクターゼの働きを阻害する作用があります。
5α-リダクターゼはもともと頭皮に存在している酵素ですが、5α-リダクターゼが過剰に働きすぎると、毛髪には良くない影響を与えます。
5α-リダクターゼが男性ホルモンのテストステロンと結びつくことで、発毛サイクルを乱すDHTに変わってしまうのです。
そこで、フィナステリドが5α-リダクターゼの働きを阻害することでDHTの生成を防ぎ、AGAによる抜け毛を解消する仕組になっています。
プロペシアには発毛をさせる効能はありませんが、抜け毛が止まることで、結果的に髪の毛が増えて薄毛が改善する効果が期待できますね。
男性特有の脱毛症を治療・予防するのに、有効な治療薬であると言えるでしょう。
ザガーロ
プロペシアと同様、AGAの有効な治療薬として有名なのがザガーロです。
プロペシアよりも、さらにAGA治療・AGA予防の効果が高いと期待されています。
その理由は、ザガーロの有効成分デュタステリドの作用にあります。
先ほど、プロペシアの有効成分フィナステリドには、AGAの原因5α-リダクターゼの働きを阻害する作用があると申し上げました。
実はこの5αリダクターゼには1型と2型があり、フィナステリドには2型5αリダクターゼの抑制効果しかありません。
対してデュタステリドは、1型と2型、両方の5αリダクターゼの働きを阻害することができます。
プロペシアでは抜け毛を解消することができなかったAGA患者でも、ザガーロならば解消できる可能性が広がるのですね。
また、ザガーロはプロペシアに比べて、効果を与えられる時間が長いのも特徴です。
フィナステリドを服用後、血中濃度が50%になる半減期までの時間はおよそ7,8時間です。
それに対してデュタステリドの半減期は3~5週間と、大幅に期間が伸びています。
可能性も作用する時間も大きいザガーロではありますが、その分副作用などのリスクも大きいため、使用に際しては医師と十分に相談しましょう。
抜け毛予防に使う外用薬!
今度は、直接頭皮に塗って抜け毛を予防する外用薬のご紹介をします。
こちらもまた、男性を対象とした治療薬です。
テレビCMや街頭広告で見かけることも多い、有名な治療薬の名前もあるでしょう。
また、最近になって新発売された、最新の治療薬もあります。
先発品と後発品では、どのような違いがあるのか比較していってくださいね。
リアップシリーズ
水谷豊のCMでも有名なリアップは、つい最近まで“日本で唯一の発毛剤”でした。
この場合の“唯一”とは、ドラッグストアなどで購入できるOTC医薬品として唯一ということです。
OTCとはOver The Counter(オーバー・ザ・カウンター)の略称で、薬局などでカウンター越しに販売できる医薬品を意味しています。
発毛効果が国から認められた成分を含んだ第一類医薬品が、医師の処方がなくても手に入れられるのは、これまではリアップただひとつでした。
尚、2018年に大正製薬の独占権が満了したため、現時点では唯一の発毛剤ではありません。
しかし20年近くもの間、発毛剤を独占販売してきたアドバンテージは今でも健在です。
多くの男性がリアップシリーズで抜け毛予防をしたり、再び毛髪を復活した実績が、最新のリアップX5でも活かされています。
発毛成分ミノキシジルを5%に増やし、ピリドキシン塩酸塩、トコフェロール酢酸エステル、l-メントールの3つの成分で育毛効果をプラスしています。
男性特有の頭皮環境を改善し、抜け毛の進行を予防する効果も増すと、これからもさらに期待が高まるでしょう。
メディカルミノキ5
メディカルミノキ5は、2018年6月に発売されたばかりの抜け毛治療薬です。
上記でご紹介したリアップと同様、第1類医薬品として認可されています。
これまで大正製薬が保有していたミノキシジル販売独占権が満了したため、他メーカーでも発毛剤の販売が可能となりました。
発毛作用があるミノキシジルの含有量は、リアップX5と同じ5%です。
そのため、メディカルミノキ5は、リアップと同程度の発毛効果が期待できます。
メディカルミノキ5を選択する利点は、酸化防止剤が含まれていないことが挙げられるでしょう。
酸化防止剤は品質を保つための添加物ですが、皮膚が弱い人は肌荒れを起こす可能性もあります。
刺激を少なくするために酸化防止剤を入れず、それでも品質をキープするのは大変ですね。
メディカルミノキ5では高い技術力と、他の配合成分とのバランスで、酸化防止剤無添加でも3年間の品質保持を可能にしています。
リグロEX5
リグロEX5はメディカルミノキ5と同様、2018年に発売されたばかりの新商品です。
発毛効果があるミノキシジルも、リアップ・メディカルミノキ5と同じ5%を配合しています。
つまり、ほぼ同程度の発毛効果が期待できると考えて良いでしょう。
リアップやメディカルミノキ5と比べてリグロEX5を選択する利点のひとつは、価格面です。
リアップX5のメーカー希望小売価格は7,611円(税込)、メディカルミノキ5のメーカー希望小売価格は7,800円(税込)です。
それに対してリグロEX5のメーカー希望小売価格は7,560円(税込)ですので、他の2製品よりも安価となります。
1円でも安く発毛剤を購入したい人にとっては、リグロEX5は検討して損のない治療薬でしょう。
女性の抜け毛予防に使える治療薬はある?
ここまでは、男性向けの抜け毛治療薬をご紹介してきました。
ではここからは、女性向けの抜け毛治療薬をご紹介していきます。
女性用の治療薬も男性用と同じように、内服薬と外用薬が存在しています。
今回は、通常の育毛剤よりも高い効果が期待できる治療薬を、内服薬と外用薬ひとつずつご紹介しましょう。
内服薬
びまん性脱毛症や分娩後脱毛症などによる、女性特有の抜け毛を改善する内服薬がパントガールです。
口腔摂取する女性の薄毛治療薬としては、世界ではじめて効果と安全性が認められた医薬品です。
毛髪を作り出す元のケラチンやシスチンなどのアミノ酸、ビタミンB群などが配合され、髪の発育をうながします。
飲む育毛剤として、抜け毛を予防することができますね。
また、皮膚炎などの治療に用いられるパントテン酸カルシウムも配合されているため、頭皮環境の改善にも役立つでしょう。
男性の抜け毛治療薬であるフィナステリドやデュタステリドと違って、パントガールには臨床試験でも大きな副作用は認められていません。
どちらかと言えばサプリメントに近い薬なので、副作用のリスクは比較的に低いと考えて大丈夫でしょう。
ただし、妊産婦や授乳期間中、12歳未満の小児の服用はできませんので、処方を受ける前にはよく確認しましょう。
外用薬
先ほど男性向け外用薬でご紹介したリアップシリーズの女性用治療薬が、リアップリジェンヌです。
発毛効果のあるミノキシジルを1%含有し、頭皮の深いところから毛髪を生み出す力を与えています。
加齢にともなう抜け毛を改善、または予防したい人には効果が高い外用薬だと期待が持てますね。
ただし、リアップリジェンヌは、女性の壮年性脱毛症を治療する治療薬です。
若年層の女性の生活習慣の乱れやダイエット、ストレスを原因とする抜け毛対策としては使用できません。
また、妊娠中の女性や、産後の授乳中の女性には使用することができません。
製品の使用上の注意にも記載されているので、該当する女性は十分に注意しましょう。
抜け毛予防に治療薬を使うときの注意点
上記でご紹介した抜け毛予防の治療薬は、いずれも効果に定評のある薬ばかりです。
しかし、効き目が強い分だけ、副作用のリスクも高くなる傾向にあります。
治療薬を検討する際には、副作用についても充分に検討してくださいね。
例えば、男性用の内服薬の項でご紹介したプロペシアは、肝機能障害や性欲減退、EDなどの副作用が起こる可能性があります。
また、ザガーロに含まれるデュタステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬として開発された薬のため、前立腺に影響を与えます。
例に挙げた2つだけでなく、他の治療薬にもそれぞれ副作用や禁忌の可能性があります。
頭皮環境を整えて髪の成長をうながす育毛剤と違い、発毛させる効果がある発毛剤には、身体に影響をおよぼす副作用のリスクがあることをあらかじめ承知しておきましょう。
抜け毛予防の治療薬を使用するときには、あらかじめ医師や薬剤師に相談のうえ、必ず使用上の注意を守って使うようにしてくださいね。
抜け毛予防の治療薬の購入方法!
有名な抜け毛予防の治療薬を内服薬と外用薬に分けて確認し、使用する際の注意点についても理解しました。
では、実際に治療薬を手に入れるためには、いったいどこに行けば良いのでしょうか?
その入手方法についても、内服薬と外用薬では異なります。
それぞれの治療薬がどこで手に入るか、内服薬と外用薬に分けて、以下でご説明します。
薬局ドラッグストア
今回ご紹介した外用薬は、いずれも薬局やドラッグストアなどで購入することができます。
店舗に薬剤師がいて、OTC医薬品が購入可能なお店を選びましょう。
インターネット通販でも購入することができますが、販売できるのは実店舗を営業している薬局に限られます。
通信販売の際にも、医薬品を注文する際には既往症などの事前確認や、使用上の注意点などの説明を受ける必要があります。
あくまでも医薬品であることを理解し、きちんと説明を受けた上で購入しましょう。
クリニック
外用薬はドラッグストアでも購入できるのに対して、内服薬は多くの場合、ドラッグストアでは手に入れることができません。
一部例外を除き、一般的にはクリニックで処方してもらう流れになります。
今回ご紹介した内服薬を処方してもらえて、患者からの評判も高いおすすめクリニックを、男性向け、女性向けクリニックに分けてご案内します。
AGAスキンクリニック
AGAスキンクリニックは、男性におすすめできるクリニックです。
クリニックの名称からも見てとれるとおり、男性型脱毛症=AGAに特化した治療を行なってくれるので、男性にはぴったりですね。
上記でご紹介したプロペシア・ザガーロ以外も、AGAスキンクリニックではオリジナル発毛薬のRebirthも用意しています。
Rebirthにはプロペシアの有効成分フィナステリドと、外用薬の項でも触れた発毛成分ミノキシジルを主成分とし、アミノ酸やビタミンなどをバランス良く配合した治療薬です。
AGAスキンクリニックの院長自身がRebirthを試して、抜け毛を抑制する効果を実感した治療薬なんですよ。
同じ抜け毛に悩んでいた院長が、効果と安全性を検証した治療薬だから、自信をもっておすすめできるのですね!
予防目的で抜け毛対策をしたい患者には、治療費の安さも魅力的でしょう。
AGAスキンクリニックではいろいろな治療方法が選択できますが、コストを抑えたい患者には月額3,400円からの治療コースもあります。
できるだけ早いうちからAGA対策をはじめて欲しいとの、クリニックの優しさが感じられますね。
月額3,400円でどの程度の予防や治療が可能なのかは、全国34院のAGAスキンクリニックのカウンセリングで確認しましょう。
カウンセリングは無料なので、気軽に相談することができますよ。
東京ビューティークリニック
東京ビューティークリニックは、女性におすすめできる毛髪専門のクリニックです。
その理由は、女性だけが通える女性専用クリニックだから。
女性にとって、抜け毛や薄毛などの髪の問題はデリケートな悩みですよね。
治療しようと勇気をふるいおこしてクリニックに出向いても、男性と一緒だと気が引けてしまうかもしれませんね。
その点、東京ビューティークリニックに行けば男性患者と顔を合わせる心配がありません。
デリケートな悩みも、安心して相談することができるでしょう。
もちろん、抜け毛治療自体に対しても、東京ビューティークリニックは効果的な治療ができると評判が高くなっています。
上記でご紹介した治療薬を用いた治療はもちろんのこと、それ以外にも、オリジナル発毛薬の用意もされています。
自毛植毛や、最先端医療である幹細胞再生治療など、患者の状況に合わせた治療方法を提案してくれるでしょう。
薄毛にはなっていないけれど、予防を目的とした治療をしたい場合には、年中無休の無料電話相談で相談するのも良いかもしれません。
男性も女性も抜け毛予防に治療薬を使おう!
今回は、抜け毛を予防することができる治療薬について解説しました。
男性、女性ともにおすすめの治療薬と、その購入先もご案内しましたので、参考にして頂ければ幸いです。
抜け毛予防の治療薬には内服薬と外用薬があり、それぞれにメリットやデメリット、向き不向きがあります。
両方の特性を理解して、自分に合った抜け毛予防の治療薬を選びましょう。